かくてもあられけるよ

セミリタイアしてシェアハウスで暮らすノマドなミニマリストの株主優待日記

5年使ったプラスマイナスゼロの電気ケトル(廃番)が壊れて修理不能に

自宅の調理家電としては、炊飯器と同じくらい毎日使っている電気ケトル。お湯が沸いたら勝手に止まってくれる便利機能で、一度慣れたら普通のヤカンには戻れない。電源さえあれば、熱源のない部屋でもお茶やコーヒーを淹れられるのが便利だ。

昔はラッセルホブスの大容量な1リットルタイプを使っていて、4人分くらいのコーヒーを一度に沸かせるのが便利だった。二拠点居住を試した際、別荘用に似たようなデザインのポットがほしいと思って探したら、プラスマイナスゼロの製品が見つかった。

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他社製品と一線を画するシンプルデザイン

艶消しで直線的なデザインが、どことなく柳宗理のキッチンウェアシリーズを連想させる。1人用にはちょうどよい0.5リットルの容量で、普通のポットのようなシンプルなデザインが気に入った。

月兎印のホーロー製ポットのように、縦にスリムな形状で場所を取らないのもよい。たいていの電気ケトルは安定性重視でずんぐりした形が多いが、プラスマイナスのものは本体と土台の重量がバランスよく設計されているのか、縦長でも倒れる心配はない。

蓋に開いている蒸気用の穴や、角やつなぎ目のR角度が、いかにも深澤直人らしい。無印良品のようなデザインだが、プラスマイナスゼロの方がさらに洗練された印象がある。使いやすさは多少犠牲にしても、デザイン上のコンセプトを優先する意図がうかがえる。

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0.5リットル容量で沸騰時間は長め

基本的な仕組みは他社製品と同じだが、本体の底部にプラスチックのパーツがなく、ベースから外したときに普通の金属のポットのように見えるというのが売りだろう。ハンドルや注ぎ口は直線的な形状だが、角度や端部は適切に設計されていて、持ちにくいとか、注ぐときお湯がこぼれやすいということもない。

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ラッセルホブスの1リットル版に比べると、半分の湯量でも沸かす時間が2倍近くかかるようだ。ベース部分が小さいので、加熱能力も低めなのかもしれない。高級セダンから軽自動車に乗り換えたかのような、エンジンの頼りなさを感じる。効率を求めるなら、一人用でもパワフルな大容量ケトルを使うのはありだろう。

ラッセルホブス 電気カフェケトル 1.0L 7410JP

ラッセルホブス 電気カフェケトル 1.0L 7410JP

 

ハンドル埋め込み式のスイッチ

湯沸しON/OFFのスイッチが、ベースでなくハンドルの上部に埋め込まれているというのも特徴だ。普通の電気ケトルには付いているスイッチの出っ張りがない分、外観がすっきりして見える。

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ただし、このボタン式スイッチは一度押すとキャンセルできない。RESETと書いてあるのにリセットできない、冗談のようなボタンだ(これだけ不良品だったのだろうか?)。二度押ししても取り消しの効かない、エレベーターの行き先階ボタンのようなもどかしさを覚える。

そのため、途中で気が変わって湯沸しをやめたいときとか、お湯の量を増やしたいときでも、中断してケトルを外すことができない。動作中にいったん本体を外しても、戻すとまた自動的に沸騰するまで加熱される仕組みだ。

最初はとまどったが、慣れれば特に気にならない。あえてキャンセル機能を省いたのも、電気回路をハンドル内に収めるためか、コスト上の必然性があったのだろう。

故障して修理不能に

5年ほど使っているうちに、電気系統のトラブルが出てきた。一度お湯を沸かした後にケトルをベースに乗せると、また再加熱して沸騰させてしまう現象が度々起こる。中にお湯がなければ空焚き状態になるので、ちょっとこわい。何度か空焚きして底の金属が傷んできた。

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だましだまし使いつづけてきたが、とうとう本格的に壊れて、スイッチを押してもうんともすんともいわなくなってしまった。気に入っているので新品に買い替えてもよいかと思ったが、すでに製造中止になっていたようだ。

保証期間も過ぎているが、有償でも修理したいと思い製造元に送ってみた。案の定、修理は不能で在庫品に交換は可能とのことだったが、ハンドル・ベースが茶色のタイプしか残っていないということで諦めた。

ケトルの底が金属だったり、ハンドル埋め込みスイッチだったり、見た目はよいが機能的に無理があったのだろうか。ロングライフになりえるデザインだと思ったのに、廃番になってしまったのは残念だ。

ヒロのDrip & Dropに買い替え

海外製品も含めて代替品の電気ケトルを探したが、いまいちピンとくるものがなかった。特に土台の直径に関しては、プラスマイナスゼロのものほどコンパクトな製品がない。バルミューダのケトルは鋳物のような質感がよさそうだが、無駄な機能がついて高すぎる気がする。

いろいろ悩んだ末、バルミューダと似たような素材感で、ラッセルホブス型の無難なデザイン、無名ブランド(?)でそこそこ安い、ヒロ・コーポレーションのドリップ&ドロップKT-DD001のホワイトを選んでみた。 

プラスマイナスゼロのような研ぎすまされた感覚はないが、普通に使いやすくて嫌みのないシンプルなデザイン、まさに無印良品のような製品だった。もっと良いケトルが見つかったら買い替えたいが、今のところは気に入っている。