ノースフェイス昭島アウトドアヴィレッジ店内のカフェYUM.レビュー

昭島駅から歩いて行ける、ハイセンスなスポーツ系複合施設、モリパーク・アウトドアヴィレッジ。その中でも断トツでセンスがいいのがTHE NORTH FACEだ。原宿にある各ショップを合わせたより広く、ストリート系から本格スポーツ用のアパレル・グッズを幅広く扱っている。

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実はここではノースフェイスだけでなく、販売元のGOLDWINやHELLY HANSEN、Icebreakerのウェアも扱っている。都心の専門店やICI、L-Breathより在庫豊富でセール品も売れ残っていたりするので、これらのブランドのファンなら一度訪れてみる価値はある。

都内随一の広さを誇るノースフェイス

中は向かいのモンベルと同じくらい広い。2層の店内には、ノースフェイスの世界観が余すところなく表現されている。吹き抜けの壁に掲げられたモノクロの写真とか妙にかっこいい。用事がなくても目の保養に、たまに訪ねてみたくなるショップだ。

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ノースフェイスの服は、基本的に無地でモノトーンやネイビーが基調。アウトドアブランドの中では、早くから街歩き兼用を意識したシンプルなアイテムを出している。個人的にはもう少しロゴが目立たない方がうれしいが、製品を選べばそのあたりの高校生とかぶらずに大人も着こなせるブランドだ。

最近、セールで安くなっていたSoMシリーズの化繊シャツを1枚買ってみた。アイロン不要で手入れが簡単なのがうれしい。またシルエットも美しいので、裾を出して仕事着にしても問題ない。

アウトドアブランドがつくる機能性ドレスシャツというのは新しいジャンルだ。チェック柄の登山シャツは多いが、白やグレーで無地なのはこれまで見たことがなかった。もう少し安ければ何枚かそろえたいくらいだ。

こだわりの雑貨も必見

金属製の水筒やキッチンウェアなど、雑貨のセレクションも相当こだわられていて参考になる。並んでいるのは、他のアウトドアショップでは見ないような海外製品ばかりだ。色使いを抑えたシンプルなものが多く、ブランドのイメージと合っている。

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ナルゲンの水筒型でないキッチン用のボトルが出ているのは知らなかった。蓋も単色で、モンベルのロゴとか付いてないのがいい。

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大小2つ買って、ナッツやレーズンを保存するのに重宝している。店頭で扱っているのは、ノースフェイスのここくらいのものだろう。

見かけのわりに本格的なコーヒー

1階はカジュアルウェア、2階はランニングやスキーの専用ウェアというすみ分け。雑貨コーナーの奥に、ゆるく仕切られたYUM.というカフェがある。

テーブルは屋台的なデザインの木製フレームで組まれている。素材はチープだが、なぜかノースフェイス店内だと安っぽい感じがしない。

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お店の中に突然カフェがあるのは、蔦屋書店のスタバのようだ。ドリンクだけでなく凝ったトーストやマフィンの健康食も提供していて、焼き立ての香ばしい香りが漂ってくると、ついつい誘われてしまう。お茶を飲みながら本を読んだり商品の物色をしたり、便利に使うことができる。

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カフェモカのLサイズで税込540円。簡素な厨房だが、値段相応に結構本格的なコーヒーを淹れてくれる。ヴィレッジ内にある上島珈琲よりおいしいかもしれない。

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カップや紙製のランチョンマットもTHE NORTH FACE。ファンならこっそりもらって帰りたいくらいだろう。

洋書セレクションのセンスがいい

カフェ併設の本棚コーナーは洋書中心で、アート関連の本が多い。ショップとの仕切りになっている棚には、登山関連の本やクライミングの写真集もある。ショッピングの合間にコーヒーを飲んで一服するのもいいが、デザインのネタ収集にも使えるカフェだ。

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おすすめはノースフェイスのコンセプトブック。ブランドの由来や、昔の登山用品カタログが載っていて見ごたえがある。

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最近はストリート向けの印象が強いが、実はパタゴニアと同様にクライミング向けの本格ツールから出発したメーカーだとわかった。当時のカタログは、今見ても全然古臭くないのが不思議だ。数十年経ってデザインの流行が一回りしてきたという感じだろうか。

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他にもルイス・バラガンの写真集やジェームズ・タレルの作品集など。クリストのような巨大インスタレーションのメイキング過程がおもしろい。品揃えは少ないがセンスのいい本が厳選されているので、下手なアート系書店で立ち読みするより勉強になるといえる。

10杯で1杯無料のスタンプカードあり

YUM.は地味なカフェだが、スタンプカードをもらえる。カップのサイズに関わらず、10回注文すると1杯無料になるので、通えばほぼ1割引きの計算だ。めったにくる機会はないが、この界隈ではわりとお気に入りのカフェなので、気長に集めてみようと思う。

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土日はさすがに込むが、カフェが満席になることはない。せっかくアウトドアヴィレッジに来たら、スノーピークやモンベルのレストランで食事する人が多いだろうから、ノースフェイスはほぼリピーターという感じだ。目立つところにあるが、PLAYのカフェと同じくらい空いている。

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客層も原宿のショップより落ち着いた感じなのでくつろげる。若い人というより、30~40代くらいのアウトドア好き子供連れ夫婦というのが典型的だ。隣にあるモリタウンというモールに比べると、なぜかヴィレッジ内は服装もかっこいい人が多い。

昭島駅の北側は、もともとゴルフ場からテニス場、スイミングスクールなどスポーツ施設が多いエリアだ。PLAYのクライミングジムにヴィレッジのショップ群が加わって、一大アウトドア・レジャーゾーンと化してきた。何度も通うと、ショップ内の隠れたカフェなど見つかっておもしろい。