ヤフオク初出品。Yahoo!プレミアム無料期間に断捨離アイテムを売りまくり

ヤフオクで買物したことはあるが、モノを売ったことはなかった。身の回りの整理をしているうちにいくつか値が付きそうな中古品がたまってきたので、試しにヤフオクに出してみた。

現在ヤフオクで出品するには、税込月額462円のYahoo!プレミアム会費が必要とされる。たまたま先日Yahoo!ショッピングの方で買物したからか、キャンペーンで6か月間会費が無料になるという特典を受けられた。

プレミアム無料化条件は非公開

1度買物して月会費462円が6ヵ月無料になるなら、とりあえず安い生活必需品でも買えば元を取れるように思う。しかし、キャンペーンには以下の但し書きがあって適用条件は公開されていない。

※本キャンペーンは対象者を限定させていただいております。具体的な適用条件についてはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

試しに作った別のヤフーIDでは対象外だった。一度適用を受けた後にプレミアム解約した元IDでも「対象外」との表示。

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狙って特典を受けられるわけではないので、難易度が高いサービスだ。というより別の条件で弾かれる恐れがあるので、ヤフーで買物する気になれない。キャンペーンの意味がない気がする。

理由は不明だが、とりあえず適用されたプレミアム無料期間を使ってヤフオクで売りまくった。そして会費を請求される前に、6ヵ月よりだいぶ前だが安全のためプレミアムは解約しておいた。

2001年のヤフオク有料化事件

1999年に開始されたYahoo!オークション。一番古くからお世話になっているウェブサービスかもしれない。今ではメルカリのようなフリマアプリの方が主流だが、マニアックなものを探すならヤフオクの方が便利である。

2001年に、いつの間にかヤフオクから会費を課金されていたときは驚いた。通帳の履歴を見てはじめて気づいたが、すでに数か月分徴収されて悔しいというよりは、「すごいビジネスモデルだ」と感動した。

キャンペーンをうたわずに無料で利用させておいて、ネットワーク効果が見込めるほどユーザーが集まったら有料に切り替える。当時はほかに競合サービスもなく、ヤフオク以外の利便性は実感しているので解約したくない。まさに王道といえるような商売のやり方に惚れ惚れしたものだ。

ヤフオクのIDは変更できない

ヤフオクの難点はIDを変更できない点だ。IDに紐づいた評価一覧を見ると、10年以上前に買った恥ずかしいモノたちが晒されている。ID自体も、19年前のサービス開始時に登録した変な名前なので、いいかげん変更したい。

しかし、Yahoo! JAPAN IDは変更できない仕組みで、別のIDを取り直すしかない。ニックネームという機能があり試してみたが、ヤフオクでは利用できないようで相変わらずIDが表示されてしまう。

これは、はてなブログのIDとサブアカウントの関係に近い。ソースコードを見るなどすればIDがわかるので、サブアカウントで完全に秘匿することはできない。どうしても複数アカウントを持ちたいなら、「プロ会費も2つ払ってください」という流れになる。ヤフオクの場合も複数アカウントで出品するならその分のプレミアム会費が必要だ。

結局これまで積み上げた評価は失われるが、あたりさわりないヤフオクIDを取り直して一から出直そうと思った。とりあえず今回の出品はプレミアム会費が無料の旧IDで進めることにした。

出品フォームは画像10枚OK

初めてのヤフオク出品。カテゴリを選んで、商品情報を入力してページを公開する。淡々とフォームを埋めて写真をアップするだけの作業だが、開始金額や終了時間を決める際は神経を使う。説明欄もHTMLで記述できるので、わかりやすく目立つように工夫した。

決済方法は「Yahoo!かんたん決済」の他に登録した銀行口座を複数選んだが、ほとんどのお客さんが「かんたん決済」を選んで利用するようだ。

配送方法は商品の大きさによって、ヤフネコ!パックのネコポスか宅急便コンパクトが選べるなら指定しておいた。A4サイズまでの書類はネコポス、厚さ5cmまでの小物なら宅急便コンパクトを利用できる。コンビニに商品をそのまま持ち込んで発送できるのが楽だった。

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商品画像は3枚までアップ可能だが、2017年11月13日から10枚までに拡張されたようだ。それまではフォトアップという外部の無料サービスを利用して、追加の7枚分をアップしていた。無料版だと画像の保存期間が15日しかないので、再出品を繰り返すとリンク切れになってしまう。ヤフオクが公式に10枚対応したなら、もうフォトアップを使う必要もない。

PRオプションは有料で検索上位に表示させたり背景色を変えて目立たせるサービス。中には1%の手数料でアフィリエイトに掲載できる機能もありおもしろい。

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別に売れ残っても再出品は無料なので、個人レベルなら有料オプションは使わなくてよいだろう。

取引ナビが便利

ヤフオクに「取引ナビ」というのが導入されて、売り手も買い手も格段に便利になった。個人のメールアドレスでなく、ウェブサイト上のフォームで情報をやり取りできるので見落としが少ない。

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しかも、毎回手間だった評価コメントが、フォームのプルダウンメニューから自動で選べるようになっている。これまでもよほど相手が親切とか不親切でない限りは、定型文をコピペするだけの評価だったので、割り切って自動化したのはありだろう。もちろんメッセージを自由に書くこともできるので、トラブルがあればネガティブな評価をつけることもできる。

配送にヤフネコ!パックを選択すれば、取引ナビ上で送付先などの情報が埋め込まれた二次元バーコードを発行できる。これをコンビニの機械に読み取らせれば送付用のタグが出てきて、レジで梱包させてもらえる。

ヤフオク関連の持ち込みはわりと多いのか、どのコンビニ店舗でも店員さんは慣れている。「段ボールに箱詰めして封筒に伝票を入れる」という作業は、トラブル防止のためか利用者側が行うルールになっているようだ。

ブランド品の方が売れやすい

雑貨やガジェットをいくつか出品してみたが、信じられない高値が付くものから、何度出品しても売れないものまで様々だった。全体的な傾向としては、名の通ったブランド物は中古でも高く売れる。一方で、マニア向け希少アイテムは予想に反して売れ残りやすい。 

おそらくニッチなアイテムはヤフオクとは別の専用マーケットで売買されているのだろう。ヤフオクのユーザーはあくまで一般人と想定して、誰でもわかる商品を並べた方が効率がよい。

Yahoo!マネー受取ポイントは期限付き

落札代金を現金でなくYahoo!マネーで受け取る設定にすると、9%もポイントが増えるというキャンペーンが行われている。さらにヤフー関連で買物すれば5%追加されるので、合計14%のポイントバックという内容である。

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キャンペーンを利用すると確かにポイントがたまるのだが、一部は期間限定のTポイントのため使い道に困る。たやすく手に入るポイントは期間限定で、どちらかというと割引クーポンのように消費意欲をあおる戦略だ。楽天の期間限定ポイントと同じ仕組みに思われる。

現金での払い出し手数料2.16%

結局、期間限定分のポイントは安い食品など買って使い切った。期限のないYahoo!マネーも数年使わずに存在を忘れてしまいそうなので、手数料はかかるが銀行口座に払い出ししてもらった。

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何件かの取引でたまった売上数万円分、Yahoo!ウォレットからMUFGの個人口座に送金すると、2.16%の手数料を取られた。払い出しには受け取り銀行側で、暗証番号や通帳残高を利用した念入りな本人確認が必要になる。

プレミアム解約が煩雑

面倒な手続きをクリアして、数日後にやっとヤフーから売上の入金があった。ヤフオクは用済みなので、キャンペーンが切れてプレミアム会費がかからないよう、早めに解約しておいた。 

さてこのYahoo!プレミアム会員費を解約する手続きは、昔のモバゲー退会を彷彿させるような煩雑さである。利用停止から最終確認までに3ページ、「それでも解約しますか?」的なメッセージを延々と読まされる。

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解約するとヤフオクの出品ができない、お買いものあんしん保証の適用外になる、ヤフー関連サービスの無料特典が受けられなくなる、Yahoo!ショッピングのTポイント5倍対象外 etc…。プレミアムにこんな特典が付いていたのかと解約するときになって知らされる。残念ながら、どれにもまったく興味が持てない。

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その次のアンケートは任意回答なので、すっ飛ばして次に進めるのがせめてもの救い。最終ページでもしつこく「割引が受けられない」など警告されて、ようやく「ご利用を停止しますか?」「はい」と選べる。

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無料キャンペーンにせよ、いったんプレミアム会員に登録したユーザーは有望な顧客だから、解約の機会も利用してとにかく宣伝しようという魂胆だろう。「Yahoo!占い」で有名占い師の無料占いができるとか初めて知った。「話のネタに、ちょっと試してから解約しようかな」と思う人も結構いそうだ。

ブックオフで売った方が早い

ヤフオクで出品してから、落札、商品発送。取引ナビでのやり取り、銀行口座への払い出しなど作業量は多い。オークションを生業とする人ならまだしも、1年に1回くらいの利用ならプレミアム会費の件もあるので、ヤフオクよりブックオフとかリアル店舗で売った方が早い。 

結局ヤフオクやその他のフリマアプリで扱われるのは、ブックオフ・ハードオフでも売れないジャンク品、値段をつけにくいマニア向けアイテムが中心だ。手間と手数料を考えると、ある程度高額商品でないとわりに合わない。

メルカリでいそいそと数100円の小物を売っている人の気が知れないが、他人から見ればヤフオクを利用している自分も似たようなものだろう。いずれ仮想通貨が普及してシステム利用料や送金手数料が格安になれば、ネットのオークション・フリマサービスも使いやすくなると思う。